暑い日の飲酒と外出に注意

フラフラの原因が判明

ある夏の暑い日、高血圧で通院している50代の男性が来院してきました。

「どうも最近フラフラする」

「立ちあがるとめまいのような症状がでる」

というのです。

持病が高血圧なので、ご本人は血圧が高いのではないかと心配されています。

そこで、まず血圧を測ってみました。

普段は上が140台ですが、今回は120台で、どちらかというと低い方です。

熱もなく、他に明らかな異常もなさそうです。

食欲はあるということでした。

さらに、ここ最近、飲み会が多いということもわかりました。

そして、その方は、営業なので日中は外回りが多いとのことです。

「だいぶ汗かいてませんか?」

という質問に、

「はい、滝のように汗が出ます」

という答えでした。

聞くと、外出中はあまり水分も取らずに、

暑い中、ただただ汗をかいているだけのようです。

そこで、わかりました。

この方のフラフラの原因は、「脱水」でした。

厳密にいうと「脱水傾向」ということになります。

お酒を飲むと、血管の中の血液の量が減少して、

体が脱水傾向になります。

お酒を飲む人ならわかると思いますが、

朝になると喉がカラカラに乾いていませんか。

あれは、体が水分を欲しているサインなのです。

さらに、日中に汗を大量にかくことで、体の中の水分が失われていきます。

水分補給をしなければ、体の中から水分が出ていくばかりです。

そのままでは脱水傾向から、本当の脱水症になってしまいます。

この男性の場合は、連日の飲み会と大量の汗で体が脱水傾向になっていました。

つまり、血管の中の血液の量が少なくなっているのです。

それで、血圧も普段より低めに出ていたのです。

体が脱水になれば、力が入りにくくなり、だるさも出てきます。

また、立ち上がり時は、血圧が一時的に下がったりして、

めまい感も出てきます。

ひどい時は、意識を失うこともあります。

特に、この男性のように、高血圧のお薬を飲んでいる場合は、

血圧の調節機能が乱れやすいです。

血管の中の血液の量が少ないと、すぐに血圧が低くなってしまいます。

高血圧のお薬を飲んでいる人は、特に注意が必要です。

対策は、日頃からこまめに水分を補給することです。

水分補給は、暑い時期には熱中症対策にもなります。

是非、日頃から水分補給を心がけて下さい。

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